プログラムの目的

優れたコミュニケーションスキルは、就活、助成金の獲得、研究結果の発表、その分野の権威として地位を確立する等、さまざまな分野のさまざまな活動で役立ちます。このプログラムは、優れたコミュニケーションスキルを育てることで卒業生のキャリアの成功に貢献します。 またコミュニケーションスキルは卒業生がコラボレーションを築き、社会のニーズやサポートとより密接につながることを助けます。

さらに、科学に関連する諸問題を理解し評価をするための幅広いアプローチの仕方に対する認識と尊重が高まることで、今後の研究をより社会のニーズや見解、価値観に密接に合ったものにすることができます。

これらの考えを基に、本プログラムの全体的な目的は次の通りです。

1. 公共のさまざまな場所で科学コミュニケーションの複雑さを談じるために必要な洞察力、訓練、経験を学生に提供し、実社会で効果的なコミュニケーションができるように準備をさせること
2. 科学とそのコミュニケーション、および社会にある他の分野との関係性に関連する様々な視点や思考様式について学び、学生の認識を広げること

コース情報

科学コミュニケーション学修証明プログラムの資格を得るために学生は以下に示すプログラムコースのリストの中から６単位を取得する必要があります。

コースは３つのカテゴリー(理論・スキル・体験)に分けられます。

理論(科学コミュニケーションの背景理論と問題点)
– 科学コミュニケーションという分野の基礎と背景、および問題と傾向
– 科学および関連する問題に対する学際的見解
– 意味づけと知識構築へのアプローチ

スキル(実践的なコミュニケーションスキル)
– さまざまな状況や聴衆に合わせたライティングとスピーキングのスキル
– インタラクティブな学習体験の企画

体験(実務経験とインターンシップ)
– プロフェッショナルな科学コミュニケーションの現場や研究環境で、実践的な体験と経験を積む
– 実際にアウトプットを伴うプロジェクトの企画と実施

学生は、以下のガイドラインを遵守しながら、自分のニーズと興味に最も適した合計6単位のコースを選択できます。

• 0AH0310, 0AH0318, 0A00205, 0A00206のいずれかを含む少なくとも２つの単位を理論コースの中から取得する必要があります。
• スキルコースの中から少なくとも１つの単位を取得する必要があります。
• 体験コースから選択できる単位は１つだけです。
• 残りの２単位は理論コースまたはスキルコースのいずれかから選択してください。

申し込み方法

サイエンスコミュニケーション学修証明プログラムは、筑波大学の修士課程または博士課程に在籍している方を対象としています。

定員は年間10名です。 10名を超える応募があった場合は抽選となります。

第二ラウンドの申請は只今募集しています。

学習意欲と将来的な影響力を基準に書類審査をします。 定員を超える場合は、書類審査に通過した応募者の中から抽選で最終的な受講者を決定します。

定員に満たない場合は、4月19日以降も受付を継続し、先着順で定員に達した方から順次、受講者を決定します。

プログラムの定員は限られていますので、途中で辞退されると他の受講者の参加機会を奪うことになります。 したがって、プログラムを受講した学生は修了に必要なすべての条件を満たしてください。

問い合わせ

サイエンスコミュニケーション学修証明プログラムに対してご質問がありましたら、このフォームでご連絡してください。